『駆除人(原液)』
が売れ続けている。
発売初週よりも今週の方が売れていてラノベの売れ方とは違うようだ。
書店で売っているライトノベルは入れ替わりが激しいので、初週が大事と言われている。そもそも配本のシステムも変わっていっている。大書店ではない地方の書店だと、入荷もままならないということが起こっていたようだが、電子だと売り切れない。
だからと言って、初週よりもどんどん売れていくというのはなんか変だ。読者の動線も違うのだろうか。
不思議な広がり方をしているかもしれない。
そもそも電子書籍の売り方はしっかり解析できていないのではないかと思っていた。だとすると、多くの出版社が宣伝方法を間違えている可能性がある。
ここでも選択と集中を間違えているのだとしたら、文化的損失は大きい。
もっと言うと、イラストによる作品全体の雰囲気を印象付けていたが、それに失敗しているかもしれない。大手の出版社の編集者は碌にイラストの勉強をしていなかった。
画面作りは大事だと思うが、表紙デザインについても顔が出ていればいいと思っている人も多かった。このままテレビやメディアの価値観がどんどん変わっていくと、さらに表紙に対する印象も変わってくるかもしれない。
注視しながら、出版を続けていこうと思う。
購入してくれた読者の皆様、どうもありがとう。
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