自作『アラクネさん家のヒモ男』が40万字を超えていた。特に感慨深さはない。まだまだ書かないといけないようなことがある気がしてならない。社会を見れば、どうしてこんな馬鹿なことがあるのかと思うこともあるだろうし、こうなったらいいのになという理想もあるだろう。細かくそのルートを言語化していくことは、重要だと思う。
もちろん、書くことがない人は書かなくていいだろうとは思う。そんなことより金欠の方がヤバい。
幸い『駆除人(原液)』はずっと低空飛行ながらコンスタントに売れ続けている。アンリミテッドよりもなぜか買ってくれる読者の方が多くて驚いている次第だ。
今後も続巻を期待してほしい。
で、どうやって売れるのかについては今までのやり方が通用していないのに、未だに続けている企業が失敗を繰り返している。どうやって構造を変えないといけないのかのルートが見えてないから、今あるハードでソフトを無理やり作ることを続けているように見える。
社会や現実と向き合えない人たちは、なんとなく構造を書いているようだが、あまり意味はない。読みたいものを書き、見たいものを撮るのが時代性には合っている。
もちろん、ハウトゥー本に書かれいてるようなことや自己啓発本に書かれているようなことではない。今プロパガンダ本が多くあり、どうやって騙されないかということの方が大事だ。自分もネトウヨなどと呼ばれたが、現状左翼が酷すぎて目も当てられない状況になっている。
例えば今なら「大谷翔平になる方法」という本を作るなら、トレーニング法と自分の骨格にあう出力の出し方などを書き、逆算しながら筋力トレーニングをする方法などはまだまだ売れるだろう。
それから反知性主義などは一気に衰退し始めているので、逆にバイオミメティクスなどの応用論などは時間はかかるかもしれないが伸びる可能性がある。
とはいえ、トレンドはAIだ。サムアルトマンが言うように、半導体はどうにかなりそうだが、電力による戦いが予想できる。
ただ、ここで2023年年末にハーバードが出した量子コンピューターの論文がブレイクスルーになりそうだ。
【ハーバード大学、QuEra、MIT、NIST/メリーランド大学が、48個の論理量子ビットを用いて誤り訂正量子アルゴリズムを実現し、量子コンピューティングの新時代を先導】
すでに2024年のうちに多くの論文が発表されると話題になっている。
量子コンピューターが開発されると、消費電力は極端に少なくなる。
SFの世界は割と目の前まで近づいているのかもしれない。
そうなると、本当にAIで作れるものの幅は広くなる。パルワールドのモンスターのデザインはAIを使用したとされているし、芥川賞は人工知能に関する作品だ。
AIによって人間の創造性が取って代わられるかどうかの議論もあるようだが、人間が作ることを楽しめているうちは議論の余地はないと思う。それこそ売れる作品が欲しい企業が考えることであって、作家個人としてはこの先大量のAI作品が出てくるなら、手書きの作品の価値が上がるので、書籍の金額を上げるだけだ。
最後に、『駆除人(原液)』を買ってくださった読者の皆様、ありがとう。
書籍化作業はゆっくりやっていきます。
Comments